龍仙寺 住職の部屋

広島県の寺院「龍仙寺」の住職です。
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ご報謝
先日、和上の一周忌が広島の勉強会でありました。

和上がご往生されてから、「ご報謝」ということばの意味を、少しずつ、かみしめるようになりました。
(平均年齢の折り返し地点を越えたから、ということもあるのでしょうが・・)


これからの人生は、ご報謝だなあ、と。


これまでの人生で遇わせていたもの、の大きさ…。

それを思うとき、いつも、胸がいっぱいになるんですね。そして、申し訳のない思いばかりがつのります。


ご報謝の道とは、歩むほどに何かが遠くにかすみますね。とてもかえせない。。

どこで終っても、過分な人生に感じる。


ご報謝とは、まさに救いの実質なのでしょうね。

なまんだぶ

 
| 日記 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |↑PAGE TOP
作品が作者
降誕会の法座で、恒例の〜

「親鸞さまありがとう
  コンサート♪ 」

オカリナ 藤咲真介さん
ピアノ  梶上幸子さん

オカリナ&ピアノ‥あたたかくて、やさしく、それでいて力強い芯が伝わってきて‥素晴らしかったです。

ふと、大峯先生のことばを思い出しました。

「作品が作者であるような、一句」

俳句も音楽も、やっぱり人柄なんでしょうね‥最後は。なんて深いところに届いてくる、あたたかい演奏なのか。。

なないろ作業所のみなさんによる「ふるさと」、龍仙寺混声合唱団の「いのちの理由」も、みんなほんとうに、心からあたたまる歌声でした。きょうは思わず、目頭が熱くなりました。

なまんだぶつ

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20種類のオカリナ!

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| 日記 | 20:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |↑PAGE TOP
今日この一日に
もしおまえが一日生きたならば、それですべてを見たことになる。
その一日は、すべての日と等しいのだ。
別の光も、別の闇もない。
この太陽、この月、これらの星、それらの記憶は、おまえの祖先が享受したものにほかならず、おまえの子孫を楽しませるものと変わらないのだ。

父親たちも別物のものを見なかったし、子孫もまた、別のものを眺めることはないだろう。

(モンテーニュ『エセー』)


 ・・おお・・


16世紀フランスのカトリック教徒のことばが、2015年日本のお坊さんの心を震わせている、この不思議。。

気がつけば、その『エセー』が娘にかじられてふやけてる(下のほう)、この不思議。。

IMG_1942.jpg

ほんとそうですね。大切なことはすべて、今日この一日のなかに、あるのでしょうね。

なまんだぶです
| 日記 | 11:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |↑PAGE TOP
今日も聞こえる
どの親も、みな一度は思うのでしょうね。

「この子、天才?!」
  (≧〇≦)b

ということで、例にもれず、うちでもそういう会話が出ます。

でもこういうときって、たいてい「神童」って言いますよね。「仏子」じゃなくて。なんでだろ・・・?

て考えてたんですけど、そもそも仏子って特別な人じゃなくて、「みんな」ですよね。

そして仏子って「仏となるべきもの」、つまり「迷ってるもの」ってことですよねー。

「煩悩具足の凡夫いうことは、未来の仏、いうことですなあおじいちゃん

和上のことばが、また思い出されました。というか和上の声が聞こえます。

ということで、やっぱり

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まんまんちゃんの子
| 日記 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |↑PAGE TOP